ディーラーと価格交渉

さて、準備が整ったところで、普通にディーラーと価格交渉に行きます。これは、まったく普通に交渉します。私の狙いは大人気の新型エスティマハイブリッド。基本的にこれまで長いおつきあいのあるディーラーと、まずは話をしましたが、出てきたのは9万円引きの見積。車両本体とオプションを含めて軽く600万円を超える構成としては、ちょっとあまりに納得行かない結果に。担当営業の人は今までもよくやってくれているので、もう少し何とかならないかなぁ…という感じ。
材料を集めるために、他の車種としてはわりとお気に入りのプレサージュを見に日産ディーラーにも行ってみる。マイナーチェンジ直後でラグジュアリー・グレードが大幅に削減。3.5リッターはハイウェイスターというスポーティーグレードのみ。装備が貧弱で、シートもファミリー向けのものに見えない。内装面では家族の評判が至極悪く、これでだいぶモチベーションが下がる。試乗した感じは悪くないのだけど…。選択肢がないのはつらい。しかも値引きは10万円ということで、エスティマをちらつかせてもこちらの本気度を探るような状況。
しかたがないので、ちょっと県境の先にあるディーラーに行く。ここはGoogleAdWordsなどにも積極的に広告を出している大型ディーラー。営業担当は、あまり商品知識に詳しい感じではないけど、こちらの温度感をうまく察知してくれる感じ。長いつきあいのディーラーから買いたいのだけど、少しは価格に納得感がほしいという話を正直にしたところ、最初に出てきた見積もりが32万円引き。しかも、さらっと値引き入りの見積書を出してくれる。ただ、下取り車の価格が安かったので、とりあえず保留にして、その日は終了。
後日、なじみのディーラーに行って商談を再開。県外ディーラーの見積の話をしたら絶句。店長の決裁権限を大幅に越える金額ということで、ディーラー本社に電話をしながら、上を下への大騒ぎ。当日はどうにもなりませんということで、いったん帰宅。本当に、会社によってえらく違うものです。
結局、翌日に担当営業が訪問して同じ条件でやらせてもらいます!との返答。今までの対応には十分に満足していたので、これで契約をするかと半分心に決めるも、支払い条件で、TS3カードが使えるのが30万円とのこと。県外ディーラーでは限度額いっぱい(250万円)まで利用できるという話だったのに…。差額の220万円相当のキャッシュバックを考えると、新車購入が前提なら、6万6000円相当の差が出る。1万円や2万円の差なら、なじみのディーラーから買いたいと思っていたけど、これはちょっと大きい。これは販売会社単位での契約ということで、TS3カード支払いの枠を上げることは無理で、値引きの上乗せも厳しいというので、この日は結局保留に。
それから1週間ほど待つもディーラーから連絡はなし。これは白旗かと思って、思い切って実印を握りしめ、もう一度県外ディーラーに。今日は決める気で来ました!というスタンスで最後の値引き上乗せを求める。営業さんはやる気満々で、最終的には、約44万円引きプラス諸費用(手数料分)のオールカット。支払いは手付けと納車時の2回に分けて、それぞれTS3カードの限度額いっぱいまで。実質的にはほぼ60万円引き相当で、破格の条件なのは、掲示板などで十分に調べていたので、そこで決心。かなり満足の行く結果を出すことができました。
しかし、そう、諸費用のオールカットということは、自分では何もしなくても、待っていれば納車されることを意味します。これじゃ、ワンストップサービスを体験するという目的はまったく達成されないことに。交渉の途中から、どちらのディーラーでも「仕事の関係でワンストップサービスを使って自分で登録してみたいのです」という話をしていたのですが、どちらのディーラーでも最初はワンストップサービスって何?という状態。監督官庁から指導が出ていると思うんですけどね…という話もしつつ、実際にそういう通達も出ていたということで、契約には車庫証明自動車税関係の実費はすべて省いてもらう。せっかく手数料をカットしてもらった分はもったいないと言えばもったいないのですが。
そして、ここから本当の戦いが始まるのです…。